立浪が京田を戦う顔で落としたとき、私は声をあげなかった。私は京田ファンではなかったから。

彼が根尾をコンバートしたとき、私は声をあげなかった。根尾ファンではなかったから。

彼が23塁から申告敬遠をさせたとき、私は声をあげなかった。中日ファンではなかったから。

彼らが私をバンテリンドームに連れさったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。