映像の世紀 第X集 「名古屋は地獄を見た ~貧打、投壊、そして最下位~」
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万歳!
とうとう明日、3月31日、開幕戦のために集まると言う命令を受け取りました。
今か今かと待っていたところです。
今朝、見ず知らずの若いファンに会いました。
ユニフォーム姿じゃないのを見られるのが恥ずかしいぐらいでした。
僕はもう、暗黒時代の人間ではありません。
こう言うときに、自分のことや家族のことを考えると、小さく、弱くなります。
ドラゴンズやファンのことを考えると、強くなれるのです。
――中日ドラゴンズの選手の手紙より 巨人軍監督殿へ:馬鹿め!
ーー中日ドラゴンズ監督 立浪和義 立浪が京田を戦う顔で落としたとき、私は声をあげなかった。私は京田ファンではなかったから。
彼が根尾をコンバートしたとき、私は声をあげなかった。根尾ファンではなかったから。
彼が23塁から申告敬遠をさせたとき、私は声をあげなかった。中日ファンではなかったから。
彼らが私をバンテリンドームに連れさったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。 ドラゴンズはもやはプロ野球ではない
試合中は火と煙がもうもうと立ち込め一寸先も見えない 負け、負け、負け…
僕は毎日、うんちの中に居ます。
一軍は、思っていたのとはまったく違う所です。
最悪の敵は野手です。何日も何週間も、凡退した打者の上にうずくまり、味方のエラーの中で投げるのは、どんなものか想像もつかないでしょう。
厚い投手陣がいますが、冷たい野手陣で、チームは氷の塊のようです。
何人かの中継ぎは動かなくなりました。 野球からきらめきと魔術的な美がついにとられてしまった。
星野や落合、与那嶺が選手たちと勝利を分かちあいながらフィールドを駆け巡り、シーズンの運命を決する、そんなことはもうなくなった。 全ては無駄であった
あらゆる犠牲もあらゆる労苦も無駄だった
果てしなく続いたドラフトも育成も無駄だった
しかも我々が死の不安に襲われながらなお義務を果たしたあの時も無駄だった
その時倒れた守道の死も無駄だった
勝利を信じてかつて先発して行った幾百万の投手
こんな事の為に浅尾達は死んでいったのであろうか
こんな事の為に大野は相手打線を抑えたのだろうか
その後数日にして私は自己の運命を自覚するに至った
私は監督になろうと決意した
立浪和義 力作やろしなんもレスつけたらんのも可哀想に感じるな 中日は初めてファンを絶滅させることが出来るチームを手に入れた。
これこそが、中日の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である。 今日は美しい天気
でもやっぱりエラーで先制を取られた
味方の反撃を待つけど一向にダメ 長打力がないからだ
それをいい事にガンガンゾーンに投げ込んでくる始末だ
バンテリンにため息がこだまするのだ 我々は独自の中日ドラゴンズを建設している。新しい中日ドラゴンズを建設するのである。したがって伝統的な形をとる強力打線も、守備も要らない。ベテランも要らない。
我々はこれより過去を切り捨てる。 泣いてはいけない。泣くのは今のドラゴンズを嫌がっているからだ。 笑ってはいけない。笑うのは昔のドラゴンズを懐かしんでいるからだ。 立浪というのはエネルギッシュな夢に取り付かれた楽天家であり、挫折を知らない冒険家であり、いつも素早い大儲けを狙っている。
「戦う顔しろ!」 「衰えを自覚しろ!」 「裏をかけ!」 「お前変われ!」
こうした態度も次第に私の心を暗くしてくれるようになりました。 横浜選手の回想より
「私達は、名古屋のチームを焼き払うという恐ろしい仕事をやっていた。それはつまり、女や年寄りや子供達を焼き殺すってことだ。私の中の野蛮な声が、しつこくささやきかける。中日ファンなんか皆殺しにしてしまえって」 わが球団における
単打主義建設のために
世界のドラゴンズの
勝利のために
同志立浪和義万歳! 順位を表示する黒板の前には、いつも人だかりが出来ていました。
あまりに順位が下降するので、そこで卒倒する人もいたほどです。
でも、彼らはそう心配していませんでした。
結局順位は下降線を描き、実際みんなますますドラゴンズで満たされようとする。
実態は暗黒期でした。 こういうのついつい読み込んでしまってレスする前に落ちてまうからペース考えて書き込まな勿体ないで 「バンテリンドームはもはや球場ではない。
試合中は炎上した火と煙がもうもうと立込め、一寸先も見えない。
炎に照らし出された巨大なうんちのようだ。
それはドン引きするほどに弱く、殺伐として耐えられないので、
赤味噌でさえ矢田川へ飛び込み、必死で対岸にたどり着こうとした。
ファンはこの地獄から逃げ出す。
どんなに硬い意思でも、いつまでも我慢していられない。
立浪だけが耐えるのだ。神よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか。」
――中日ファンの手記より 靴磨きの少年までもがドラゴンズの話をしてるのを目にしたケネディは中日の暴落は近いと確信したといいます 私はじろじろ見られていた。
立浪は私が戦う顔をしていないことを確かめると、
「ちょっと来い。お前は二軍の方へ移るんだ。」と怒鳴りつけた。
私は一軍の能力を持っていると抗議した。
「駄目だ。お前はチームから出て行け。」
立浪は無理やり私の腕を掴み、阿部もろともチームから放り出した。
身に凍みるような厳しい寒さだった。
私は腰掛けたまま、震えていた 私は、この無意味な試合を終わらせるために、可能なあらゆる手を尽くし、この球団に荷担すまいと決心した。
もはや、戦う顔を携帯せず、トレード志願に挺身するつもりである。
私は、私の球団を心から愛している。
この愛故に、人々が割れの名において殺されるのを、黙って見てはいられないのだ。
――京田から中日フロントへの手紙より 中日ドラゴンズはもはやプロではない。
成績はは負けと0点がもうもうと立込め、一寸先も見えない。
炎に照らし出された巨大な炉のようだ。
それは焼けつくように熱く、殺伐として耐えられないので、
犬でさえ試合を見ず河に飛び込み、必死で他球団に贔屓変えをしようとした。
動物はこの地獄から逃げ出す。
どんなに硬い意思でも、いつまでも我慢していられない。
人間だけが耐えるのだ。親会社よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか。
――古参球団ファンの手記より その日は、貧打に悩まされていて
身を切るような試合内容だった。
蛇が見えた。
試合に負けて、家路につく中日ファンの、長い長い蛇だった。
くねくねと長いやつ。
ナゴヤドーム前矢田駅に向かって、1列に進んでゆく。
どれが先頭なのか見分けがつかない。
列の後ろの方に、道に倒れて動けなくなった年間シート所有者がいた。
所有者は、オオカミのような声で泣き叫ぶんだ。
「京田、待ってくれ! ロドリゲス!見捨てないでくれ!」
ってね。
ファンは、肩を竦めて歩いていく。
1度も振り返らずにね。 中日の勝利は私を熱狂させた。
私は新しいニュースを見るため、毎日、新聞を待ち焦がれた。
どんなに感激したことか。
どんなにたくさんの名古屋の少年少女、そして大人が同じ感激を体験したことか。
世界の強豪侍ジャパンは名古屋の球団ドラゴンズに敗れた。
だとすれば、中日はアメリカを打ち破ることが出来るはずだ。
名古屋人の中日ドラゴンズという声が沸き起こったのである。 私は立浪と上手く歩調を合わせてやっていけると信じている。
私は理想主義者の与田とよりも、私同様に現実主義者の立浪との方が
馬が合うので、我々の間で現実主義的な基盤の上で合意が成立することについては、
まず問題がないと思う。
――立浪監督就任前 中日ファンの発言 「私がドラゴンズ来たのは、この球団が歴史のある強豪だからと聞いたからでした。
しかしここに来て三つの事を知りました。
まず第一に今は強豪ではないということ。次にそもそも今年は全く補強さえできていないこと。
そして最後に気づいたのは、この球団を補強する役目は、私に課せられているのだということでした」 >>32
暗黒期に偏った考えの指導者がいるってのは似ているな それは、ひどく不気味な光景だった。
中日という球団のファンは、バンドの泥沼を這いずり回って暮らす26人の一軍全員よりも、二軍にいるたった1人の根尾のことのほうをずっと心配していたのだ。
得体の知れない感情がこみ上げてきた。
――セ・リーグ前線の中日選手の手記 単打は本塁打の不正に対して真理を代表する力です。単打は純潔な生活の泉としてこんこんと湧き出る魂の力です。私は中日が弱いから単打を説いているのではありません。ただ中日が本塁打を振りかざす他チームのやり方をまねるべきではないと思うのです。バットを手にした時、中日は最早、私の心の誇りではなくなるでしょう 中日から煌めきと魔術的な美がついに失われてしまった 借金は次々と増えた。
8、9、10、11、12、13--
今日では13から14だ。
私は我が球団の復興が自然にできるとは約束しない。
選手自らが全力を尽くすべきだ。
自由と幸福は突然、空から降ってはこない。
すべては諸君の意思と働きにかかっている。
我々自身の選手のみが、我々自身の選手のみが頼りとなる。
ドラゴンズの未来は我々自身の内にのみ存在するのだから。
選手自身が選手を向上させるのだ。勤勉と決断と誇りと屈強さとによって
中日ドラゴンズを興した祖先と同じ位置に上ることができる。 加藤球時代より点が取れないのが、ここ数年のちうにちだからな
外人勢が見事なまでにすっぽ抜けたら、そら最下位にもなるw その球場に近づくと、最初に臭いがしてきました。
投手の臭いだってことは、すぐ分かりました。
恐ろしいことが起こったんだ。
と、すぐ気づきました。
すごく静かでした。
近づくにつれ、ここの先発達に何が起こったのか、分かってきたのです。 横浜には色々な自由がありました。中日にはない自由です。横浜では、行きたいところへはどこにでも行けたし、考えることを自由に口に出せました。最後のチャンスでした。今日逃げなければ、一生だめだと思ったのです。私は何も持たず、命の危険さえかえりみず、自由に向かって走り出していました 私は、アキーノを試合に起用することが危険なのを知っていました。
しかし、いっしょに扇風機開発をしたガーバー博士は
「他球団側も、扇風機を持っているようだ。時短試合に備えているのはわがチームだけではない。アキーノがいれば、何よりも試合を早く終わらせることが出来る。」
と言いました。 もの凄い夢を見た。
どんな時も力強く戦い続けたその先の未来で、ドラゴンズは遂に、世界中をも熱狂させちゃっていた・・・。
最高のチームと最高のファン。
この世界に、みんなの心に、でっかい歓喜の花を咲かせる最高のシーズンをさぁ、一緒に始めよう。 中日には神秘的な力で我々を魅惑し、
熱狂させる何か違ったものがあったのです。
それは旗をなびかせ、じっと前方を見つめ、太鼓を鳴らしながら進む
若者たちの一糸乱れぬ行進でした。
この球団には何か心を揺さぶる圧倒的なものがありました。
しかし、私の父が中日について語る時、その言葉に感激や誇りが無く、
それどころかひどく不機嫌な響きがあるのが理解できませんでした。
父は「連中の言うことを信じるな、連中はオオカミだ。中日は名古屋市民を
恐ろしいかたちで誘惑しているのだ」
というのです。
しかし父の言葉は、興奮した私たち若者の耳には入りませんでした。 巨人も阪神も横浜も、またヤクルトも
それぞれに団結し力を持っている。
しかし、我々名古屋生まれのドラゴンズのみが
力を持っていない。
それゆえ我々は余所者に勝ち星を狙われ、搾取の対象となってきたのだ。
我々だけが生粋のドラゴンズであり、単打的に優れているのは
明らかであるにもかかわらずである。
――DDD指導者 K・立浪「さあ、共に考えよう」より あのころ、人々はまだ疑うことを知らなかった。
ロマンに溢れた周平、荒々しい男らしい平田・・・。
暗黒は数年間――監督交代すれば息もつかぬうちに、すぐ終わる。
大した犠牲を出すこともない・・・。
私たちはこんなふうに、ジョイナスの退任を単純に思い描いていた。
CSまでにはすぐに帰ってくる。
新しい選手たちは、笑いながらファンに叫んだ。
「クライマックスシリーズにまた!」 >>67
取ったと思いきや終盤で冷凍されるというね ファンの遺体の映像が多く登場する番組ではあるが、番組内で「遺体の映像が流れる」などのテロップ表示はなく無修正のまま放送される 頭の中でバタフライエフェクトBGM流しながら読むと緊迫感高まってええな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています