「球団は『誠に遺憾』『ご心配をおかけしており、誠に申し訳ございません』とコメント。またプロ野球を統括する日本野球機構の井原事務局長も西武の回答を見た上で『司法判断をもって球団が判断するので、それを待つ』と話すなど、対応に追われています。23日のZOZOマリンスタジアムで予定されていたロッテ対西武戦は雨天のため中止となりましたが、松井監督も渡辺久信GMも確認に奔走。そのため、球団関係者からも『いつまで続くんだ……』と騒動への対応に辟易としている声が漏れています」

今後は被害女性との間で示談成立するのか、それとも不起訴で終わるのかが大きな焦点となる。だが、仮にクリアとなったとしても前途多難だ。

「2022年から西武球団の本拠地ネーミングライツを取得したベルーナの動向に、球団側は戦々恐々としています。同社は女性用の商品にも力を入れていますからね。山川のような事案は、もっとも毛嫌いされるでしょう。

そもそも球団には、ベルーナに頭が上がらない事情があります。2017年から2022年2月末まで契約していたメットライフがドームの命名権を更新しなかったため、球団は新たな企業探しに奔走。2015年から球団とオフィシャルスポンサー契約を締結しているベルーナに頭を下げて、2027年2月末までの命名権を購入してもらった経緯があります。つまり、絶対に怒らせてはいけない大スポンサーなのです。

その意向は絶対で、山川に下す球団の処分にも大きな影響と与えるといわれています」(球界関係者)

大きな代償を支払うことが日々濃厚になってきている山川。その動向に注目が集まっている。