押切さんはツイッターで、「本当にあった執筆依頼での話」とつづり、アニメ動画を公開した。編集者の男性とカフェのような場所で打ち合わせをしている場面が描かれている。

「押切先生には前々から原稿を依頼したかったんですよ!」と軽快に語り始める編集者。だが、押切さんの作品で一番好きなキャラとして挙げたのは、「クソムシ」というセリフを言う「仲村さん」だった。

編集者が挙げた「仲村さん」は、「惡の華」に登場するキャラクターだと思われる。だが惡の華は、押切さんではなく、別の漫画家である押見修造さんの作品。アニメの押切さんは

「こ、こいつ、押見修造君の『惡の華』の話をしてねえか!?」

と驚愕した様子を見せた。

その後も編集者は押見さんの作品の話を続け、押切さんは「完全に押切さんと押見が混合してんじゃねえか」と確信したそう。押切さんによると間違えられることはよくあるそうだが、「編集者がこういう間違いするか!?」と困惑しつつ、「俺にとってはバナナのバの字とバッキンガム宮殿を混合させちまうようなもんだよ」とした。

結局、押切さんは自ら「僕は押見修造ではないです」「僕は『ハイスコアガール』を描いている方です。『惡の華』は押見君です」と指摘する。

■「他人の話なのに腹立つ」

この指摘に編集者は「ああっあ......」とパニックになった結果、「丁度よかった。『ハイスコアガール』の押切先生にも依頼しようとしていた所だったんですよ」とあらためて依頼しようとしてきたようだったが、押切さんは「イヤです」とバッサリだった。

この告発にネット上からは、

「そりゃ断わるわ」
「失礼すぎる」
「他人の話なのに腹立つ」

といった声が集まっていた。

なお、このツイートには、押見さんも22日に引用リツイートで反応。「彼はその後僕のところには来ておりません」とつづっていた。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12144-2352029/