オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の高齢者施設で、警官にテーザー銃で撃たれた95歳の女性が、24日に死亡した。高齢女性にテーザー銃が使用されたことに、市民からは反発の声が上がっている。

死亡したのは、首都キャンベラから南に約114キロの町クーマにある高齢者施設で暮らしていた、クレア・ノーランドさん。

今月17日午前4時ごろ、ステーキ用ナイフを持って施設内をうろついているとの通報を受けて駆けつけた警官が、テーザー銃を使用。ノーランドさんは重傷を負った。

ニューサウスウェールズ州警察は当初、ノーランドさんがステーキナイフで「武装」していたと発表していた。

州警察は19日になって、ノーランドさんは移動の際に歩行補助具が必要な状態だったと説明。「ゆっくりとしたスピードで」近づき始めたノーランドさんに警官がテーザー銃を撃ったことを認めた。

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