熊本市教育委員会は１８日、女子生徒にＬＩＮＥ（ライン）で他の生徒や教職員の人権侵害にあたる誹謗（ひぼう）中傷などのメッセージ計６３４件を送ったとして、市立東部中の白石康幸教諭（５３）を懲戒免職処分にしたと発表した。
処分は昨年６月２４日付。市立千原台高の女子ハンドボール部顧問の体罰や暴言も認定した。

　市教委によると、元教諭は昨年２～３月、女子生徒に「本来、彼は特別支援にいてもおかしくない子」「彼女は明らかにＬＧＢＴＱのＬです」などのメッセージを送っていた。
聞き取りに「つながりたかった」などと話しているという。

　千原台高の顧問は令和３～４年度にかけ、けがのため肘を三角巾で固定している部員を練習試合に出場させたり、新型コロナ感染の疑いがあっても病院に行かないよう発言したりした。
教諭は４月に顧問を退任した。女子ハンド部は全国大会に複数回出場している。

https://www.sankei.com/article/20230518-ZKXL4KPDDNIWNONPBJQHLOLRSM/