「他宗教の子と遊ぶのはダメ」「選挙前には必ず母親から連絡が…」宗教3世の元AV女優が明かす、信者家庭の“生きづらさ”

・母親が下着を買ってくれず、ずっと子ども用だった
・婚前交渉禁止だった
・神社や教会に行っちゃだめ
・そもそもは祖父母が宗教に入っていて、その影響で母親がかなり熱心な信者だった
・とても大きな仏壇が家にあって、お祈りは毎日必ず行わなければいけなかった
・小さい頃は土日に宗教の集会に連れて行かれたり、同じ宗教の子としか遊んじゃダメだった

・大きな宗教団体なので、ひと学区内に10人くらいはいた。親からは「その子たちと一緒に帰りなさい」と言われていた

・中学生くらいになれば、近所でその宗教の名前が付いた中学校を受験して入学していく子もいた
・私は経済的な理由でその中学に進学しなかったが、母親から「お金さえあったらそこに入れるのに」と言われていたので、そう思うとちょっと恐ろしい
・そこに進学したら学歴にずっとその宗教の名前が付いてくることになってしまう

・私がテストでいい点を取ると、御本尊のようなものに向かってお礼を言う。私がいい点を取ったのはママが祈ったからじゃなくて、私ががんばったからなのに。

・外から帰ってくると母親に「臭い!」みたいなことを言われる。

・母親自身は全然お風呂に入らない人なのに「自分は絶対に綺麗」という確信があって、でも私が学校から帰ったりすると「すごく臭いから早く服を全部脱いで」と言われたりする。

・そのせいで今も人に近づくと「臭い」と思われるんじゃないかと怖かったり、汗のにおいなどを過剰に気にしてしまったりする
・そういう意識が他者とのコミュニケーションに大いに影響したなと思う
・思春期にどうしても恋愛というものに踏み出せなかったり、「好きだな」と思っても「でもこれ以上近づいたら臭いし、嫌われるよな」という感覚がとても強かった

・AV女優になるまで性行為をしたことがなかったが、そういう現場じゃないと性的な経験をするのが難しかったんだろうなと思う