阪神・加治屋蓮“神様”リリーフ
https://hochi.news/articles/20230523-OHT1T51194.html
「経験した人間にしか分からない。自分のキャリアをあと、どれだけ伸ばせるのか。この試合が最後かもしれないと毎試合、思っています。そのぶん、野球への貪欲さは阪神に来て、すごく芽生えた」。覚悟とともに、練習から楽しんでいる。

 阪神1年目は数字を残せず、2年連続の戦力外通告も頭にあった。「残してもらった1年目があって、今につながっています」。2年目の昨季は18試合連続無失点など、18年に次ぐ39登板で貢献。その昨季から甲子園開催は毎試合、夫人と6歳の長女を球場に招待している。

 「これが最後の試合になるかもしれない。見ていてほしいという覚悟の意味もあるし、何かを感じたり楽しんでもらえたら。戦力外になって心配もかけた。これ以上、心配をかけないでいいような年を重ねていきたいです」。2人の女神の声援も、大きな支えだ。