高めストレート自体は
癖と首振りで球種判別されなくなって
低めも多めに織り交ぜる配球にした
今日は全くといっていいほど打たれず効果的だったな
打たれたのはコントロール甘くなった変化球

そよそも高めストレート自体は
これまでも被打率は低かったけだが

http://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53913
---
はじめに前提を確認しておきたい。バウアーからはここまでの登板について「不運」というコメントも聞かれている。実際、不運はデータ視点で見ても間違いない。奪三振割合25.4%、与四球割合2.8%はいずれもリーグ平均よりはるかに優れている。大量失点の原因はバットに当たった打球がことごとく安打になっているためだ。セイバーメトリクスの視点では、投手の能力に関係なくインプレー打球は7割ほどアウトになることが報告されているが、バウアーはここまで5割しかアウトになっていない。偶然性がかなりの悪い方向に傾いているようだ。

投球コースの高さ別のストレート打率をNPBとMLBで比較したものだ。球速はバウアーを想定し、150-155km/hに絞っている。NPBのほうが高めを得意にしている傾向は見られるだろうか。
MLBは高めが.246と、真ん中、低めに比べて最も打率が低くなっている。MLBの環境では、高めのストレートは合理的な配球と言えそうだ。一方NPBはと見てみると、こちらも高めの打率が.191と、真ん中、低めに比べても低い。高めのストレートを苦手にしているのはMLBだけでなく、NPBも同様のようだ。
高めのストレートはNPBでも一定の合理性が認められる。つまりバウアーのストレート被打率の高さは、投球コースの高さだけでは説明できないということだ。現時点では対戦打者が好調だった、対戦チームの戦略が成功したなど、投球コース以外の要因も大きかったと考えられる。