子どもへの虐待!?お母さんヒス構文とは?

この説明だけでは、ピンと来ない人も多いかもしれません。動画内では、以下のような具体的な構文使用事例が挙げられています。


実家で子猫を飼っています。しかし、「自分は猫アレルギーだから帰省できない」とお母さんに伝えた時のお母さんの返答です。

「じゃあ子猫をいますぐ捨てろっていうの?捨ててってことね。あ、じゃあ虐待するような人のところに預ければいいんだ。」


猫アレルギーがひどく、実家に帰ると体調が悪くなってしまうから実家に帰ることができない、と、ただ、そのことを伝えただけなのに、なぜか論理が飛躍し、猫虐待の話にまで広がっています。猫アレルギーで実家に帰れないことと、虐待はどう考えても結び付きませんし、子猫を捨ててほしいとは一言も言っていません。

このように、言ったことが勝手に悪い方向に飛躍し解釈され、詰められる。これこそが「お母さんヒス構文」と呼ばれるものです。

この他にも、話していることとは全く関係のない別の論点を持ってきて優位に立とうとする「論点すり替え型」、自身を否定することによって「そんなことないよ」を引き出そうとする「自己否定型」など、計5種類の構文が紹介されています。

http://allatanys.jp/blogs/20949/