「公邸で忘年会」の岸田翔太郎秘書官、心が折れて自ら「もう辞める!」母も“悪ノリ撮影”かばい切れず
https://news.yahoo.co.jp/articles/52b1e6413a4da3af47827aec3f9f0fd143cd99ed
 岸田文雄首相の長男である、翔太郎首相秘書官が6月1日付で辞職すると発表された。後任の秘書官には、岸田事務所の山本高義氏が再び起用される。

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「5月24日、『文春オンライン』が、翔太郎氏が2022年末、首相公邸で忘年会を開いたことを報じました。岸田家の親戚10人以上が集まり、岸田首相のおい、つまり翔太郎氏のいとこが、赤じゅうたんの上に寝そべっている写真などを、翔太郎氏が悪ノリで撮影に興じていたことが発覚しましたが、首相は会見でも『本人に厳しく注意した』と述べるのみで、更迭や処分については否定していました」(政治担当記者)

 急転直下の辞職の背景には何があったのか。ある政治ジャーナリストが語る。

「岸田首相は、2022年12月に報じられた、翔太郎秘書官が民放記者に情報を漏らしているという疑惑以降、翔太郎秘書官のことを『適任ではないのではないか』と内心、考えていたようです。しかし裕子夫人は、頑として息子の更迭を認めず、今日まで来てしまいました。

 今回、報じられた公邸での忘年会の写真には、裕子夫人方のいとこも混じっていたため、さすがの夫人もかばえなくなったようです。もともと翔太郎秘書官は、議員会館にいたころから、陳情が来るとどこかに消えたりしていて、政治家には向いてないという評判でした。内向的なわけではないようなのですが……」

 辞職は、翔太郎秘書官が自ら申し出たという。

「翔太郎秘書官が『もう辞める!』と言ってきかなかったそうです。岸田首相は更迭については否定していましたが、本人の心が折れてしまっており、『もう仕方がない』と辞職を認めたそうです」(同前)

 日本経済新聞社とテレビ東京が、5月26~28日におこなった世論調査では、岸田内閣の支持率は47%と4月の調査から5ポイント下がった。翔太郎秘書官の自覚の欠如が、G7広島サミットで上昇した支持率を帳消しにしてしまった。