EXIT、視聴者に怒られできなくなった“漫才ネタ”の存在「“潔癖社会”になってきた」

お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が25日に放送。番組では、名作の差別表現を修正し、元の物語とは違う形で再出版する動きが広がっていることを紹介。修正や配慮の必要性について考えた。

りんたろー。は「『この言葉はもう使っちゃダメ!』と炎上しているのを見かけるけど、差別的な発言があった事実や、使わなくなった経緯を学ぶことも1つの教育だと思う」とコメント。

一方、相方の兼近大樹は「歴史の改ざんに近い。“こんな時代があった”と学べる場所がなくなってしまうことは、僕はすごく危険だと感じる」とした上で、「過去のバラエティ番組でも同じで、『こんなに危ないことを昔はやっていた!』と批判する人が多いけど、
『かつてこんな被害があったから、今の時代はやらないようにしよう』という話をすべき。綺麗な物事だけを見せられて、その背景を深く考えられない人が増えてしまわないか不安」と警鐘を鳴らした。

さらに、「僕らの漫才でも、時代の変化でできなくなったネタがある」と明かした上で、「『“クマのうた”を歌います!』とボケたら、視聴者から『クマが人を襲う事件が多いのに、ふざけるな』と怒られた。
そんなことを言うなら、クマのキャラクターのアニメを流す時に『本物のクマは危ないです』と注意書きを入れるのか? “潔癖社会”になってきたように感じる」と持論を展開した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0f3e3c03ef9550c78dd5665c9b1782fe73215756