【悲報】看護婦さん、不倫の末に同僚を殺害してしまう…
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事件が発覚したのは、駅に置き去られた2つの巨大なトランクのゆえである。
トランクはあきらかに異臭を放っていた。駅員があやしんでそれを開けてみたところ――中から出てきたのは、2人の女性のばらばら死体であった。ひとりは若い美人、もう1人は肥満ぎみの中年女。
またトランクの中からは、おそらくこの2人を写したのだろう写真が数枚見つかった。どれも仲よさげで、写真の裏には「サミイとアン」と書かれていた。若いほうがサミイ、中年女がアンであった。 トランクを遺棄した犯人は容易に知れた。27歳のブロンド美女、ルース・ジュッド夫人である。犯行が発覚したのちも、彼女の夫に「あれはそんなだいそれた真似などできるはずのない、おとなしく、しとやかな女です」と言わせたほどの模範的なレディであった。
ルースとアンは、ある療養院での同僚だった。サミイはその患者だったが、ほとんど治りかけており、病院内ではその明るい性格で、かなりの人気者だった。 ルースの夫は医者だったが、嘱託医で各地を転々としていたので留守がちであった。夫婦仲は誰の意見を聞いても「とても良かった」とのことである。
一方アンは夫とそりが会わず、別居していた。彼女は看護婦として患者のサミイに尽くすうち、この若い美女に恋してしまう。2人の関係は急速にすすみ、サミイの療養のため、手に手をとりあって空気のいいアリゾナへ移った。そして2人はそこでルースと出会ったのだ。 ルースもまた、サミイに恋をした。彼女の求愛は情熱的で激しく、サミイも彼女を憎からず思ってしまったようだ。
当然のことながら、3人の関係は急速に険悪なものとなった。ルースはサミイに駆け落ちをもちかけたり、花束や菓子などを贈って彼女に媚びている。しかしアンはこれを見つけ次第、怒りくるって「ルースに叩きかえせ」とサミイに命じた。 死体が発見された後もルースはしばらく放浪していたが、やがて夫に電話して迎えに来てくれと言った。妻を愛していた夫は彼女のもとへ飛んでいった。そのまま彼女の身柄は警察に拘束された。
2人を殺してしまったのは、例の如くサミイをはさんで口論になったからであった。だがサミイはアンの味方をした。ルースはそれで逆上し、2人を撃ったのである。
「夫を愛してました。でもサミイのことはそれ以上に――。あたしのサミイに対する愛は言葉なんかじゃ説明できません。男と女の愛なんかより、ずっと深刻で真剣で――」。 ルースは死刑を宣告された。電気椅子に座る直前、彼女は来訪していた夫のジュッド医師には目もくれず、
「サミイが待ってます。あたしはサミイの処へ行くんだわ」
という台詞を最後の言葉として、死んだ。 もうちょっとレスがつくまでちょこちょこ待ちながら書いたほうが良かったな 海外系事件はあんまり興味わかないんだよな
国内事件じゃないと >>12
鬱の診断でとるならなおさらこういうニュースに触れんほうがええで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています