ここイギリスは世界で最も多国籍化の進んだ国の1つだ。みんながイギリスと言われたら何を想像する?高貴な王室、ブロンドで碧眼の英国紳士、伝統と由緒ある文化...。

それも間違ってはいないんだ、でも実はそういう側面だけでも無い。事実、イギリスは今世界で最も変化している国だ、首相には同国史上初のインド系首相が誕生した。ロンドン市長だってパキスタン出身のムスリムだ、スコットランド地方首相だってパキスタン系のムスリム。

そうイギリスはもはや白人の国では無いんだ、街を歩いてみよう、君は多くのブラックやアジア系の人を見ることができる。この国には日常的に300種以上の言語が使われ、190ヶ国以上の国籍の人が共生している。

ポーランド、ルーマニア、ナイジェリア、スーダン、パキスタン、インド、中国、世界中から新しい人生をスタートさせたい人がここにやってくる。

国民食のチキンティッカマサラは元を辿ればインド系イギリス人の料理人が発明したものだ、スポーツ選手を見てみようサッカーイングランド代表は様々なルーツを持つ選手により構成され、正に多様性に富んでいるチームだ。

1年間で60万6,000人もの人が人生を変えるためにここへやってくる、今のイギリスの姿はもしかしたら僕たち地球人全体の未来なのかもしれない。