ウィリアム・ブレイク「虎」
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トラよ、夜の森に
火のように輝くトラよ
如何なる手 如何なる目が
汝の恐ろしき躯体を作ったか
遠く離れた海や空でも
汝の目の 炎は燃える
如何なる翼 如何なる手が
輝く炎をとらえるだろうか
如何なる力 如何なる技が
汝の勢いを制するだろうか
汝の心臓が脈打つときの
四肢の力の何たる強さぞ
汝を鍛えたハンマーにチェイン
汝の頭を鍛えた炉よ
きつく握った鉄床が
汝を恐ろしい姿に仕上げた
星々が光芒を放ち
天空を涙で潤すとき
神は自らの業を愛でられた
子羊をつくった神こそが汝の創造主なのだ
トラよ、夜の森に
火のように輝くトラよ
如何なる手 如何なる目が
汝の恐ろしき躯体を作ったか トラの勇姿を歌ったこの詩は、ブレイクの作品のなかでも最も有名なもののひとつだ。リズミカルで力強い言葉が並び、イメージも鮮烈である。だが内容は必ずしも単純なものではない。
この詩を理解するためには、単にトラのイメージを思い浮かべるだけでは不十分で、背後に流れるブレイクの思想をつかまなければならない。ブレイクには、いったん滅びた生命界が神の意思によって再創造されたという思想がある。
その創造は、一方では子羊のようなものを生むとともに、トラのようなものも生んだ。
この詩は、トラそのものを歌ったというよりは、神の手によるトラの創造のほうに力点が置かれているのである。
原文には God という言葉は使われず、直接神に言及することはないが、トラの恐ろしい躯体を鍛え上げる手や目に、神のイメージがこめられている。 大半の阪神ファンにはブレイクが詩人の名前であること自体わからんと思うが😂 イェイツの詩集が書棚に眠っとるわ
ワーズワースは流石に虎を主題にはしとらんのかな SF小説の虎よ、虎よ! のモチーフがこの詩だったか?? 関係無いかな イッチは西脇順三郎とか好きそう、きょう誕生日らしいで >>9
やっぱりなー
にしてもなんでこんなスレ立てたんや、珍以外反応せんぞ、詩文学板や文学板じゃあらへんのに😅 >>11
でも大江健三郎がブレイクに大きな影響を受け取るんぐらいは知っとるやろ? >>14
無垢の歌経験の歌ググって関連あるなぁぐらいの知識 >>15
ブレイクの詩の読解が主要なモチーフの作品がいくつか在るわ 具体的な作品名がパッと出てこんで申し訳ないけど
大江自身の息子との関わりの中でブレイクの詩が重要な意味を持っとったんや… >>16
そうなんや
ブレイク自体研究されまくっとるとは聞いてたけど
ワイも本漁ってたんや レッドジョンは結局何でこれ引用したかわかんなかったな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています