4点リードで送り出した守護神の田中正義投手(28)が2死一、二塁のピンチを背負い、次の打者はミエセスという場面でマウンドへ向かった。新庄監督は田中正に、何を伝えたのか。

新庄監督 「全部、真っすぐいって」って。で、「ホームラン打たれて」ってことを言って。あと、「表情硬い」。あと、
「内野手に頼むよ、カバーしてね」ってということを伝えて、「全部、真っすぐを投げろ」と言いました。

田中正はミエセスに対して、新庄監督の指示通りに直球勝負。3球目の151キロを打たせて中飛に打ち取り、試合を締めくくった。

新庄監督 今日は勝ちたかったね。(9回は)正義君…田中君でいかなくてもいいシチュエーションになった。でも、今日は勝ちたいなって(思って田中正を起用した)。

正義もね、わかってただろうし、それは。で、ランナーが出始めて、ちょっと表情が硬いプラス、なんかダメだった時のイメージがフワって出てきそうなタイミングの時に僕が(マウンドに)行って。

真っすぐだけでいいんだって思わせることが大事かなって。もう最後ね、真っすぐって決まってんだから