好投手グレイとの投手戦。菊池は両軍無得点の5回1死一塁からテイラーに左中間へ先制2ランを浴びた。5回まで82球。ベンチ内でシュナイダー監督と話し合った。その後にグラブをベンチに投げつけてベンチ裏へ。地元放送局「スポーツネット・カナダ」で実況を務めるダン・シュルマン氏は「シュナイダー監督はキクチとハグしましたが、(菊池は)ハッピーではなかったようだ。そんなに感情を出す選手ではありません。憶測だけで語りたくないですが、降板を命じられて不満だったようです」と左腕の心情を思いやった。

解説を務めるバック・マルティネス氏は「トンネルに向けて、何かを投げつけましたね。ジョン・シュナイダー監督は勝利のために最善の手を打たなくてはいけません。キクチが降板すれば、4試合連続で5回で代えられることになります」と伝えた。いずれにしても菊池にとっては珍しいシーンだった。

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