「観光客は住民より高い運賃」視野に 赤字続く京都市バス 柔軟な制度の構築求め国に要望

京都市は市バス事業の赤字が続いている状況を受け、観光客の運賃を市民よりも高く設定することを視野に入れた、柔軟な制度の構築を求め、国に要望しました。

京都市交通局では、新型コロナの影響で、市バスや地下鉄の利用客が減少し、3年前から大幅な赤字が続いています。

こうした状況を受け、市は5日、バスを利用する観光客の運賃を市民よりも高く設定することも視野に入れた制度の構築を求め、国土交通省に要望書を提出しました。

法律では運賃に不当な差をつけないように定められています。