0001それでも動く名無し
2023/06/12(月) 11:35:48.44ID:JNxyV+CO0豪快に引っ張り、高々と舞い上がったらしい一発。80打席目にしてようやく生まれたアーチだったが、嬉しさは微塵もなかった。
ガッツポーズもなくダイヤモンドを淡々と一周し、ベンチのチームメートとのハイタッチを終えても、口角は上がらなかった。
「あんなに嬉しくないホームラン初めてです。なんにも嬉しくなかった。それまでが酷すぎたので」。30本塁打を掲げながら、4月下旬にやっと1本目。自分自身へのイラ立ちのほうが大きかった。