6月12日、安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の第一回公判前整理手続きが予定されていましたが、奈良地裁に昼前、危険物の可能性のある段ボール箱が届き、中止となりました。

関係者によりますと、中身は山上被告の減軽を求める署名で、差出人の欄に記載があった人物に警察が聞き取りを行ったところ署名を送ったことを認めたということです。
また、この影響で安倍元総理を殺害した罪などで起訴されている山上徹也被告の第1回公判前整理手続きが中止となりました。

 また、中には書類が入っていたことが確認され、中には危険物が混入されていなかったことが確認されたということです。
また、関係者によりますと書類は、被告の刑を軽くするよう求める大量の署名だということで、警察が差出人の欄に記載があった人物に話を聞いたところ署名を送ったことを認めているということです。署名を送ったのは東京都清瀬市内に住む人物で、署名は約1万3000人分で、MBSの取材に対して「クリップやホチキスなどで止めていないのに、なぜ金属探知機に反応したかがわからない」などと話しています。

 警察は威力業務妨害容疑なども視野に捜査しています。