0001それでも動く名無し
2023/06/15(木) 12:08:04.07ID:bF8aPG/l0「6月の歌舞伎座で市川中車が主演を勤める『傾城反魂香』の主人公・浮世又平は歌舞伎のなかでも大役です。歌舞伎役者として幼少期から修業を積んできたわけではない中車がこの役を演じるのは、非常に画期的。どんなに褒めても褒めすぎではないと思います」
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こう語るのは、演劇評論家の犬丸治氏。市川中車(香川照之の歌舞伎役者名)の活躍が目覚ましい。昨年、週刊誌に銀座のクラブでのご乱行を暴かれ、テレビやCMからは姿を消したものの、歌舞伎座の舞台ではついに主役を張るようになった。
「本来は同じ澤瀉屋一門の市川猿之助が女房役としてサポートして、十全の体制で『役者・中車』の復活をアピールするはずの舞台でした。しかし、猿之助の自殺未遂事件でそれもかなわず、不安な幕開けを迎えた」(演劇記者)
だが、ふたを開けてみれば猿之助の代役・中村壱太郎の好演もあり、舞台の評価は上々だ。それどころか、普段より客の入りもいいという。
「不謹慎ですが、歌舞伎はスキャンダルが起きることで盛り上がる面もある。俳優たちの私生活などバックステージも含めて歌舞伎なのです。
猿之助さんの抜けた穴は大きいですが、目先の興行という意味では、すごい宣伝効果。災い転じての『棚ぼた』と言えるでしょう」(演劇記者)
中車の息子で、いずれ猿之助の名を継ぐ予定の團子にも注目が集まっているが、いかんせん19歳と若すぎる。猿之助という絶対的存在を失った澤瀉屋は、いまや中車を中心に回すしかない。
7月の『菊宴月白浪』でも、猿之助に代わって中車が主演を務める。
「6月の出演とは次元が違います。昼の部全部を任される座頭的存在で、非常に重要な役回り。これをこなせるかが、今後の試金石になるでしょう」(犬丸氏)
https://news.yahoo.co.jp/articles/90ce31d33a1377fdef3c4462004aaacdafeb43aa