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精神科医「欲望に忠実な魔性の女を地で演じられる広末の姿が観たい。芸術家を世間の掟で裁いていいのか
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2023/06/16(金) 23:46:15.63ID:UBoX19RHd
精神科医の精神科医の片田珠美氏はいう。

「『文春』に掲載された広末涼子さんの文章を読み、久しぶりに本物の『恋文(こいぶみ)』に触れた気がしました。
『愛を諦めない覚悟』とか、『こんな風に本気でぶつかり合って求め合って、ひとを好きになったのは初めてなのかもしれません』とか、
恋心と情熱があふれ出している印象を受けました。本気で愛していなければとても書けるものではありません。

 広末さんは若い頃から誰かを好きになると一途で、周りが見えなくなるようなところがあったのではないでしょうか。
結婚していようが、子どもが何人いようが、仕事を失うことになろうがお構いなしに『恋は盲目』という言葉通り突っ走ってきたのでしょう。

 このように己の欲望に忠実な生き方をフランスの精神分析家、ラカンは<美>と呼びました。それに対して、世間の掟に従う生き方を<善>と呼んでおり、前者を称賛しています。
広末さんはまさに<美>の生き方を実践しているわけで、だからこそ40歳を過ぎても美しさと可愛らしさを兼ね備えていて、透明感もあるのかと妙に納得した次第です。

 もっとも、<美>の生き方を貫こうとすると、世間から反感を買います。なぜかといえば、多くの人々は他者のまなざしを気にしつつ、世間から批判されないように欲望を抑圧しながら生きているからです。
不倫願望が芽生えても、それに気づかれると大変なので、フロイトが『反動形成』と呼んだ防衛機制が働いて、逆に正反対の態度を取り、“いい妻”“いい母”に見えるように精一杯頑張る女性も多いはずです。
その前に、欲望に忠実というか丸出しのように見える女性が現れたら、反感や怒りを覚えるのは当然でしょう。
今回の不倫騒動で、広末さんが主婦層からそっぽを向かれたのも、このような心理が働いたからではないでしょうか。

 広末さんは、所属事務所から『無期限謹慎』の処分を受け、CMは全削除、映画も降板という事態になりましたが、そこまでする必要があったのかと疑問を抱かずにはいられません。
CMやテレビドラマは、スポンサーとの関係もあるので仕方がないかもしれませんが、映画や舞台は観たい人がお金を払ってチケットを買うものです。
少なくとも、私は個人的には欲望に忠実な“魔性の女”を地で演じられる広末さんの姿を観たいと思います。

 俳優は芸術家であり、芸術家を世間の掟で裁くのはいかがなものかというのが私の持論です。
芸術家は、<美>の生き方を貫くからこそ素晴らしい作品を生み出せるのですが、その反面、<善>の生き方をしている世間の多くの人々から叩かれることもしばしばあります。
しかし、俳優が不倫をはじめとする騒動を起こすたびに、袋叩きにしていたら、欲望と理性の葛藤を演じられる俳優は排除されてしまい、ドラマも映画も舞台もつまらなくなってしまいます。

 広末さんには、これからも<美>の生き方を貫き、謹慎期間が終わったら是非“魔性の女”を演じていただきたいと思います。私が映画監督だったら、土下座してでも彼女に出演を依頼するでしょう」
(文=Business Journal編集部、協力=片田珠美/精神科医)
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