「刑事司法の大きな失敗」起訴取り消しの大川原化工機事件の遺族が法廷で訴え 東京地裁

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/548204

軍事転用可能な機材を輸出したとして逮捕・起訴され、その後、一転して起訴が取り消された機械メーカーの社長らが国と東京都に賠償を求めている裁判で、起訴後にがんで死亡した元社員の長男が法廷で証言し「刑事司法の大きな失敗だ」と警視庁や検察を強く非難しました。

横浜市の機械メーカー「大川原化工機」の社長や元社員の相嶋静夫さんら3人は、軍事転用可能な機材を輸出したとして、2020年に警視庁公安部に逮捕され、東京地検によって起訴されました。

相嶋さんは勾留中に体調を崩し、亡くなっています。

しかし、東京地検はその後、起訴を取り消していて、社長や相嶋さんの遺族らは違法な逮捕だったとして、国と都に対しておよそ5億7000万円の損害賠償を求める訴えを起こしています。