芸人のとにかく明るい安村(41)はイギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」(BGT)で日本人で初めてファイナルに進出するも、優勝とはならなかった。あれだけ大ウケだったのになぜなのか?

世界の「TONIKAKU」となった安村は16日、日本外国特派員協会で会見を行った。「『Don’t worry.I’m wearing』(安心してください、はいてますよ)さえ分かればどこでも通じると思う。世界中でやってみたい」と自信をのぞかせた。

BGTセミファイナルで敗退となるも、ワイルドカードで復活。ファイナルでも観客は大爆笑だったが、優勝は逃した。この日の会見に出席したイギリス人記者は、敗因をこう分析する。

「バリエーションの少なさが気になったかな。準決勝のスーパーマンのネタで少し厳しいかなと思った。この会見でもみんなパンツのことばかり質問してたよね。そこが(芸のバリエーションの少なさを)浮き彫りにしてたよね」と裸一辺倒の芸を辛口に評価した。

報道陣から「笑わせているのではなく、笑われているのでは」と意地の悪い質問が飛んでいたことについては、これを否定。

「普通に面白いと感じてると思うよ。日本だとお風呂とか銭湯とかで文化として裸を見せることは普通だよね。でも、イギリスでは日本ほど裸の文化がないから、大勢の人の前で裸になれるということにリスペクトを持っている人が多いんじゃないかな」と裸芸が現地でも認められていると語った。

安村本人は「笑われてるのもうれしいし、笑ってくれてるのもうれしい」とポジティブだ。「スーパーボウルのハーフタイムショーとかね。夢には持ってますんで、世界中でやりたいなと思います」とも意気込んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce9c7e9315a7937ba78bc0793395a02d7a6ce058