現在は柏市内で乗用車の完全自動運転実現に向け、日々開発に努めている山本氏に対し、藤井は自動運転にも興味津々。師匠の杉本昌隆八段の車に同乗した際「運転が下手だったので、それを見て運転免許(取得)はやめておこう」と苦笑交じりに明かし、「なので自動運転の実現を心待ちにしてます」と期待を寄せた。

 午後には叡王戦第5局開催予定地の「柏の葉カンファレンスセンター」で行われた「藤井叡王を囲む会」にも参加。350人のファンを前にしたトークショーでは「最近、正座がきつくなりつつある。持ち時間の短い棋戦では対局が終わった後、立てないことが何度もありました」と意外な事実を告白し「トレーニングをしなければと思います」と自らに言い聞かせた。普段の息抜きとしては「まずは寝ること。そしてトレインシミュレーター(電車の仮想運転)もしているのですが、停車位置がずれるとストレスがたまるので、ほどほどにしないと」と話し、ファンを沸かせていた。