◇24日(日本時間25日)大リーグ ブルージェイズ7―3アスレチックス(トロント)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)はブルージェイズ戦に今季3度目の『オープナー』として先発登板したが、打者6人に4安打と踏ん張れず、2死一、二塁で降板。結局、3分の2イニングを4安打2失点で7敗目(3勝2ホールド)を喫した。

 藤浪は1回、先頭スプリンガーに投じた初球があわや顔面直撃かという内角への99マイル(約159キロ)直球。スプリンガーがもんどりうって打席から後ずさりすると、敵地ロジャースセンターの観衆からは大ブーイングが飛んだ。

 スプリンガーはベテランらしく寛容に笑顔を見せ、「大丈夫だ」とアピール。地元放送局NBCスポーツ・カリフォルニアのドスコウ実況は「観衆の注意を試合に向けさせるに足るスタートです」と冷静に評し、敵軍Bジェイズの地元放送局スポーツネットのワグナー実況は「球場をざわつかせる幕開けです」とコメントした。

 ブレーデン解説者は「スプリンガーは目がいいな。はっきり言っておきたいが、もちろん、これは意図的な高めの球なんかじゃない」と、藤浪を擁護した。

 藤浪は11日のブルワーズ戦もウリアスにあわや頭部死球かという投球があり、ドスコウ実況は思わず「危ない!」と絶叫。敵地ファンから激しいブーイングを受けると、その直後からストライクが入らなくなり、連続四球を与えて降板した。

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