様々な臓器や組織の細胞に成長する新たな万能細胞「STAP細胞」の開発成果のニュースから一夜明けた30日、国内外の関係者からは称賛と驚きの声が上がった。

「色々な専門家に恐れず質問し、突破口を開いていく姿勢が快挙につながったのではないか」。開発した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の大学時代の指導教員だった常田聡早稲田大教授(先進理工学部)らが30日午前、東京都内で記者会見し、こう喜んだ。

05年から常田教授の研究室に所属。先輩や同級生からは「オボちゃん」などと呼ばれていたという。明るい性格で、学部時代はラクロス部でレギュラーとして活躍。おしゃれにも気を使い、若者に人気のブランドを身につけた。一方で、「研究成果は実験量に比例する」と休日も研究室にこもったといい、「非常に積極的で努力家の学生だった」と振り返った。