ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が乗った可能性があるビジネスジェット機が27日午前7時40分(日本時間同日午後1時40分)、ベラルーシの首都ミンスク郊外のマチュリシチ空軍基地に到着した。

 ベラルーシの独立系監視団体「ガユン」が明らかにした。

 プリゴジン氏は23、24両日の武装反乱後、占拠していたロシア南部ロストフナドヌーを車で後にしたのを最後に、所在が分からなくなっていた。ベラルーシ到着が確認されれば、3日ぶりに所在が判明したことになる。

 プリゴジン氏は24日、プーチン政権との間で、自身の「身の安全」と「免責」の保証を得た上でベラルーシに出国することを条件に、モスクワに迫っていたワグネルの部隊を撤収させることで合意。26日、反乱終結後初となる音声メッセージをSNSに投稿し、合意を仲裁したベラルーシのルカシェンコ大統領が「ワグネルの活動継続に手を差し伸べた」と述べ、同国に拠点を移す考えを示唆していた。 

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