0001それでも動く名無し
2023/06/30(金) 10:53:08.76ID:lw12PXZpahttps://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202306290000907_m.html
宮沢りえ、障がい者殺傷事件モチーフ辺見庸氏小説映画化「月」主演 オダギリジョーと夫婦役
宮沢りえ(50)が、作家・辺見庸氏(78)氏の小説を石井裕也監督(40)が映画化した「月」(10月13日公開)に主演する。製作・配給のスターサンズが30日、発表した。オダギリジョー(47)が共演し、16年の映画「湯を沸かすほどの熱い愛」に続き、宮沢と夫婦を演じる。また共演には、磯村勇斗(30)二階堂ふみ(28)鶴見辰吾(58)原日出子(63)高畑淳子(68)らが名を連ねた。
宮沢は、深い森の奥にある重度障がい者施設で新しく働くことになった“書けなくなった”元有名作家の堂島洋子を、オダギリは洋子を「師匠」と呼ぶ夫の昌平を演じる。洋子の施設の同僚職員で作家を目指す陽子を二階堂ふみ、絵の好きな青年さとくんを磯村が、それぞれ演じる。
洋子は、昌平とふたりで、つつましい暮らしを営んでいる中、重度障がい者施設で働き始め、光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない、入所者の“きーちゃん”と出会う。生年月日が一緒で、どこか他人に思えず親身になっていくが、職場は決して楽園ではなく、洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげ“その日”が、ついにやってくるという物語だ。
原作者の辺見氏は、実際の障がい者殺傷事件をモチーフに「月」(角川文庫)を著した。事件を起こした個人を裁くのではなく、事件を生み出した社会的背景と人間存在の深部に切り込まなければならないと感じ、語られたくない事実の内部に潜ることに、小説という形で挑戦した。