ポッドキャスト番組「Inside of You with Michael Rosenbaum」に出演したジェームズ・ガンは、マーベルとDCの両方でスーパーヒーロー映画を手掛けているが、この業界の現状についてコメントした。

「制作者たちは、スーパーヒーロー映画に真剣に取り組まなくなってきている。“おお、スーパーヒーロー物か。じゃあその映画を作ろう”という思考のところまできていて、それから、“1作目がかなり上手くいったから続編を作ろう”という感じになっていますね」

最近、ガン自身も続編として『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を制作したばかりだが、どのように素材にアプローチするか、そして何がストーリーを重要なものにするかが大切だと主張している。

「彼らは、“なぜこの物語が特別なのか? 何が、この物語を他の物語から際立たせているのか? この物語の核心は何なのか? なぜこのキャラクターが重要なのか? この物語が他の物語と違うのはなぜなのか?”ということを考えていません」

「制作者らは少し怠けていて、映画でパンチや殴り合い、爆発なんかをたくさん起こせばいいという感じになっています。スーパーヒーロー映画の第3幕を観ていると、何が起こっているのか理屈も理由も感じられないし、キャラクターについてもどうでもいいと思えてしまう。スーパーヒーロー映画が、あまりにも一般的になりすぎてしまったんです」

最近のスーパーヒーロー映画は、単純に数が多すぎるのではないかと質問されたガンは、「そうですね。多すぎると思います」と答えた。

しかし、ピーター・サフランと共にDCスタジオのCEOに就任したガンは、DCの今後の作品に関しては、それは問題にはならないと主張。「我々は、これからリリースする作品に細心の注意を払い、すべてが可能な限り良いものになることを確かにするつもりです」と展望を語った。

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