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東工大の全学生1万人分の個人情報、誤送信…間違えてファイルを添付


 東京工業大の学生支援センターが6月、全学生約1万人分の個人情報が記載されたファイルを誤ってメールに添付し、ほぼ全ての学生に送信していたことがわかった。これまでに個人情報の流出による被害は確認されていないという。

大学関係者によると、ファイルの情報は在籍中の全学生(短期留学など除く)の氏名や性別、現況(在学、休学、留学)、メールアドレス、在留資格、国籍など17項目で住所や生年月日、顔写真は含まれていない。

 同大の説明では、学生支援センターの職員が6月28日、就職や進路に関する相談会の案内メールを学生に送る際、間違えて全学生の個人情報などをまとめたファイルを添付し、それに気付かずに送信した。

 ファイルにはパスワードがかけられておらず、センターは同日夕、学生におわびのメールを送信。ファイルが添付されたメールを削除するよう求めたという。同大は「今後このようなことがないよう、再発防止を徹底する」としている。