仏暴動、市長宅放火で妻と子供負傷 1年後のパリ五輪へ募る不安

【パリ=三井美奈】フランスでの暴動は2日未明、パリ南郊のライレローズで市長宅が放火され、市長の妻と子供が庭へ逃げた際に花火を投げつけられ負傷した。暴動は過激化の一途をたどっており、マクロン大統領は2024年パリ夏季五輪の開幕を約1年後に控え、治安対策で大きな不安を抱え込んだ。

ライレローズでは、市当局が夜間外出禁止令を出していたが、何者かが市長宅に車で突っ込み、火を放った。市長は市庁舎にいて無事だった。検察は殺人未遂容疑で捜査に着手した。