0001それでも動く名無し
2023/07/03(月) 22:09:56.05ID:Cm+TL0AFahttps://news.yahoo.co.jp/articles/e8842cff0efca2a7e94b4188fe4887d96d36a0a4
「汗ばむような暑さなのに、ジャケットを着てネクタイも締め、携帯電話で話しながら周囲の家を探すように歩いている。ひょっとしたら……」。
6月19日午前10時ごろ、大津市の団体役員、中野和浩さん(63)が職場の窓から何気なく外を見ていると、スーツ姿の若い男性の姿が目に留まった。元刑事の勘で後を付けてみると――。
中野さんは1985年から2021年3月まで県警の警察官として勤務。捜査2課には10年間在籍し、特殊詐欺事件の捜査などに携わったほか、次席も務めた。
男性の様子に違和感を覚えた中野さんは、気が付くと職場を出て追跡を始めていた。数分後、男性に近付いて「どうかなさいましたか」と声を掛けた。男性は驚いた感じで訪問先を探していると答えた。
しかし話す敬語はぎこちなく、ネクタイも結び慣れていないのかシャツの襟の上からしていた。その姿に「特殊詐欺の受け子だ」と確信。
通報しようと考えていたところ、金融機関から「アポ電が相次いでいる」という通報を受けてパトロールをしていた警察官2人を見付け、男性の人相や言動を伝えた。直後に男性は職務質問を受け、詐欺未遂容疑で緊急逮捕された。
大津署によると、逮捕されたのは仙台市宮城野区の配送業の男性(当時18歳)で、大津市内に住む90代の女性に「キャッシュカードを新しくする必要がある」と電話を掛け、
金融機関の職員を装ってカードを受け取りに行く途中だったという。中野さんは「警察の初動が早くてよかった」と振り返る。