５日未明、群馬県渋川市のＪＲ吾妻線にある線路脇のケーブルが何者かに切断されているのが見つかりました。吾妻線は、最大でおよそ３時間４５分遅れ６本を運休しました。
午前５時１０分ごろ、渋川市のＪＲ吾妻線小野上温泉駅から市城駅間で、線路脇にある列車無線や防災無線システム用のケーブルが３本切断されているのが見つかりました。午前２時過ぎにシステム異常を感知し、その後駆けつけた職員が発見したということで、渋川警察署は何者かが窃盗目的でケーブルを切ったとみて窃盗未遂事件として調べを進めています。
ＪＲ東日本によりますと、渋川駅から大前駅の間の上下線２本に最大３時間４５分の遅れが生じ、合計６本が運休したということです。また警察によりますと、同じ時間帯に近くにある太陽光発電所でケーブルが切られ盗まれていることもわかっています。
渋川署管内では今年に入ってから太陽光発電所に関連する似たような窃盗事件がおよそ３０件発生しており、およそ７０００万円の被害額が出ているということで、一連の事件との関係についても調べているということです。
ＪＲ吾妻線はケーブルの修復作業後の午前９時３０分ごろに運転を再開しました。

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