登校中の小1男児、車にはねられ重体…運転の女「見えていたが行けると思った」

5日午前7時40分頃、宇都宮市南高砂町の市道交差点で、横断歩道を渡っていた近くの小学1年の男子児童(6)が、乗用車にはねられた。

 男児は病院に搬送されたが、頭などを強く打って意識不明の重体。栃木県警宇都宮南署は、乗用車を運転していた同市、介護職員の女(33)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。

 同署によると、現場は信号機のない十字路で、男子児童は登校中だった。女は知人宅に向かう途中で、直進していた。調べに対し、「(子供が)見えていたが行けると思った」と供述しているという。

 現場近くに住む女性(82)は「ダーンという大きな音がして、すぐに人が集まってきた。以前から横断しようと待っていても、スピードを落とさずに走り過ぎる車が多く、危ないと思っていた。一度止まってほしい」と話した。