https://www.yomiuri.co.jp/medical/20230707-OYT1T50051/
日本の製薬大手エーザイと米製薬企業バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」を正式承認した。米国内で高齢者向け公的医療保険の適用になり、本格的に普及するとみられる。日本でも1月に承認申請されており、秋までに審査結果が出る見通しだ。

レカネマブは、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイド βベータ 」を除去することで、認知症の進行を抑制することを狙う薬。投与対象は早期の患者に限られる。脳内の信号伝達を活発にして症状の一時的な改善を図る従来の認知症薬とは、作用の仕組みが根本的に異なる。