実態を探るべく、記者は6月下旬に黒門市場を訪れてみた。時刻は朝10時すぎ。すでに多くの人々でにぎわっていたが、その9割以上が外国人観光客だ。それも欧米系ではなく、中国をはじめとしたアジア系が圧倒的に多い。

店頭に並ぶ「タラバガニ」は足4本で3万円、エビは1尾2500円。そのほか、ホタテは2個で1000円、岩手県産生牡蠣も2個で1200円。北海道産ホタテや岩手県産岩牡蠣が1個2~300円であることを考えると、およそ2~3倍の価格設定だ。いわゆる”観光地価格”どころではない。

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