エンゼルスのフィル・ネビン監督が、怠慢守備に怒りを露わにした。ルイス・レンヒーフォ内野手は14日(日本時間15日)のアストロズ戦で痛恨のエラーを犯し、転々とするボールを全力で追わなかった。直後に交代となり、指揮官は「許容できない。全力を尽くしていなかった」とまくしたてた。

ネビン監督は「君たちもプレーを見たと思うけど、事理明白だ。許容できない。全力を尽くしていなかった。彼はなぜ私が怒っているか理解していた。タフなプレーだから、エラーしてしまったことは仕方ないが、その次が大事だ。いつも言っていることだ」と、エラー後の対応がまずかったとした。

 5回1死二塁の場面で、アブレイユの弾んだゴロを三塁のレンヒーフォが後逸。ボールが転がる間にタッカーが4点目のホームを踏み、アブレイユは二塁へ進塁した。大谷が後続を抑えたが、「どの道、得点されていたと思うが、アブレイユが二塁に進塁したことが許せなかった」と語った。

 また、懲罰交代はチームに喝を入れるためではなく、「そういう意味で交代したわけではない」と説明。「話をしたら、わかってもらえるときがある。初めてその話(全力プレーをすること)をしたか、何回目かは言いたくないけど、いいと思わなかったことは事実だ。だから、交代させた」と、今回が初めてではないことを示唆していた。