東京五輪のメダルが2年で「鉄くず」に

2021年に開催された東京五輪で銀メダルを獲得した中国人選手が「2年を経てメダルが
鉄くずになってしまった」と報告し、反響を呼んでいる。中国メディアの快科技などが伝えた。

東京五輪カヌースプリント男子カナディアンペアで銀メダルを獲得した鄭鵬飛(ジョン・ポンフェイ)は
17日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「2年ほど家に置いておいた五輪のメダルを今日
出してみたらこんな感じで、鉄くずになっていた」とし、

コーティングがところどころはがれて変色したようなメダルの写真を投稿した。
鄭は「このメダルが廃棄物から作られたということを、時間が証明した。
(中国)国内のどんな大会のメダルもこれよりは質が良い。
こんなの誰が欲しいのだろう?」とし、

「あるいは私の保管方法が不適切だったのかもしれない。事実を論じたまでで、
誰かを狙った発言ではない。私の家でメダルが酸化するというのは数少ない現象だった」
とつづっている。

中国のネットユーザーからは「これが(日本の)匠(たくみ)の精神か」
「鉄のメダルをもらったんじゃないの?」「金メダルは剥がれ、銀メダルは酸化…」
「メダルは色あせても、栄誉が色あせることはないよ」などの声が上がった。

東京五輪ではおよそ5000個の金・銀・銅メダルを全国から集めた電子廃棄物を
リサイクルして製造したことが大きな話題となった。また、メダルをめぐっては
大会後に中国やタイなど海外選手から「剥がれた」との訴えが相次いだが、

大会組織委員会は「剥がれたのは保護するためのコーティングであり、
メダル自体の品質に影響はない」と説明していた。

メッキがハゲた銀メダル
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