中古車販売大手ビッグモーター(東京)が、自動車保険の保険金不正請求問題で兼重宏行社長の報酬全額を1年間返上とする方針を固めたことが18日、分かった。副社長や専務らも報酬の10~50%を3カ月間返上する。

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 再発防止策として、企業統治体制を改善するため社外取締役を入れることや、作業を監査する人員を増やして不正行為の早期発見につなげることなども定める。

 関係者によると、企業統治機能の不全といった責任を取って報酬を返上する。社長以外では、副社長が報酬の50%、専務が30%、常務が20%、取締役が10%を、それぞれ返上する。