中日・立浪和義監督が18日、名古屋市の中日新聞本社で大島宇一郎オーナーにシーズン前半戦の報告を行った。「前半戦が終わって、今年も借金14。全て監督の責任でもありますし、『すみません』ということは、まず始めに。あとは若い選手をしっかり鍛えてくれとは言われました」と明かした。

 前半戦は84試合で34勝48敗2分の最下位。首位・阪神に12・5ゲーム差をつけられ、苦戦が続いた。野手は石川昂、龍空ら若手がポジションをつかみつつある一方で、投手は大野雄が左肘手術で離脱するなど、昨季最下位からの巻き返しを図る中で厳しい戦いを強いられている。

 「責任は何かと言うのは、自分から辞めるか、ただ、自分の場合はここまでやってきた中で、放り出すわけにもいかないんで。与えられた任期でチームを変えていく、強くするという目標でやっていますんで。そのへんはオーナーも理解して下さっていると思う」。昨年からの3年契約を結んでいるが、何とかチームを変革していく構えだ。