セブン&アイ・ホールディングスが発表した2023年2月期の連結業績は、営業収益が前期比35.0%増の11兆8113億円、営業利益が30.7%増の5065億円、純利益が33.3%増の2809億円と大幅な増収増益だった。北米を中心とする海外コンビニエンスストア事業が好調で、営業収益および利益が過去最高を更新した。

 海外コンビニ事業は21年5月に買収したスピードウェイの統合効果で、営業収益が70.3%増の8兆8461億円、営業利益は81.2%増の2897億円となった。ガソリン価格の高騰も売上と利益を押し上げた。商品では、利益率の高いオリジナル商品の販売を強化、米国既存店の商品売上高は4.5%増だった。

 国内コンビニ事業の営業収益は2.0%増の8902億円、営業利益は3.9%増の2320億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響が弱まり、外出機会が増えたことに加え、好天にも恵まれたことから、セブン-イレブン・ジャパンの既存店売上高は3.6%増加した。



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