↓母親さぁ・・・


 逮捕後、行歩は警察の調べに、「逮捕されても仕方がない」としおらしい態度を見せているというが、果たして本心か。驚くべきは、彼女が逮捕された場所、だ。
「警察が行歩の身柄を取ったのは、摂津から30キロほど南にある、松原の実家でした」
 と前出のデスクが続ける。
「そこでは、松原の実母と、その再婚相手、松原の異父弟妹たちが暮らしていますが、彼女は事件後、この一家とずっと生活を共にしていたんです」
 すなわち、我が子を殺した「カレシ」の実家にかくまわれていたわけだ。

行歩、松原の共通の知人によれば、
「寿希は、桜利斗くんの葬儀があった9月4日の数日後には、摂津を出て、松原と二人で彼の実家に身を寄せています。その際、桜利斗くんの骨壺は現場アパートに残されたままだったとか。葬儀の時にも二人で指を絡める恋人つなぎで焼香したほど、寿希は松原にぞっこんで、その後も“たっくん(=松原)との子どもを作りたい”と言ったり、9月下旬に彼が逮捕された後も“出てくるまでずっと待っている”と言ってみたり……」
「松原の母は“あの子が拓海のことを何年でも待ちたいと言うんです。追い出すわけにもいけへんし……”と周囲に漏らしていたそうです。葬儀から5日後の9月9日は寿希の誕生日でしたが、彼女は“向こうでパーティーをしてもらうんだ”と、大きなケーキを買って嬉しそうにしていました」(同)

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