「性加害問題に参加国が“NO”」ジャニーズ Aぇ! GroupがバレーW杯から排除された!

 今年9月からパリ五輪の出場権をかけて行われるバレーボールのワールドカップ。これまで約30年にわたりジャニーズ事務所のグループがスペシャルサポーターを務めてきたが、今年の大会では、ジャニーズタレントは一切出演しないことが「 週刊文春 」の取材で明らかになった。

 ワールドカップは4年に1度、オリンピックの前年に行われてきた国際大会。大会の主催には国際バレーボール連盟(FIVB)、共催には日本バレーボール協会に加えて、独占中継を行うフジテレビも名を連ねる。
ジャニーズの出演についてW杯参加国から強い抗議

 この大会を盛り上げる「スペシャルサポーター」を務めてきたのがジャニーズのグループだ。これまで、1995年大会のX6に始まり、99年嵐、2003年NEWS、07年Hey!Say!JUMP、11年と15年Sexy Zone、19年ジャニーズWESTが出演している。

 そして今大会でスペシャルサポーターを務め、デビューする予定だったのはAぇ! group。関西ジャニーズJr.のメンバーで19年に結成された6人組グループだ。

「歌って踊るだけでなく、楽器も演奏できるので、TOKIOのようにバンドスタイルも可能です。21年にCDデビューした、同じ関西ジュニア出身のなにわ男子よりも平均年齢は上で、そろそろデビューも近いのではと言われていました」(芸能記者)

 Aぇ!groupの出演が内定していたところ、思わぬ形で「NO」の声が飛んできた。W杯のある参加国から「ジャニーズのアイドルが大会に関わるのであれば出場を取りやめる」と強い抗議があったという。
Aぇ!groupの降板が決定

「原因は、ジャニー氏の性加害問題に他なりません。イギリスの公共放送であるBBCがジャニー氏の性虐待を報じたことが大きいのだと思います。この番組は話題となり、その後のカウアン・オカモト氏による日本外国特派員協会での記者会見も世界中で報じられた。スポーツ界でもハラスメントが問題視される中、見過ごせなかったのでしょう」(大会関係者)

 結局、7月に入る頃、Aぇ!groupの降板が決定。夏に記者会見を開く予定だったが、それも中止となったという。

 日本バレーボール協会の川合俊一会長は、直撃取材に「全然聞いてないんで。ジャニーズとかそういうの全く聞いてないからわかんないです」と答えた。