親善試合でFIFAランク2位のドイツを3―2で下し、不気味な強さを見せているザンビア。大会を前に男性監督による性加害が発覚し大問題となっている中、ドイツ紙「ビルド」がさらにある疑惑を報じた。

 同メディアは主将のエースFWバーバラ・バンダ(23)について「端的に言えば、バンダには男性疑惑がある。そのため、レアル・マドリードへの移籍を断念したとも言われている」と報じた。

 同メディアによると、バンダは昨年のアフリカネイションズカップ(モロッコ)で「医学的理由」で出場が認められなかった。これはテストステロン値(男性ホルモン)が高かったためで、スタンドで見守るしかなかったという。さらに、昨年、中国のクラブからレアル・マドリードへ移籍が目前となっていたが、こちらも同じ理由で契約に至らなかったと伝えた。

 ただし、バンダは2021年東京五輪で3試合に出場し、6ゴールを決めている。また、今回のW杯にも出場する。この理由について、同メディアはFIFAが性別のチェックを各国協会に任せていることを挙げた。

 ドイツとの親善試合でも2ゴールを決め、強烈なポテンシャルを見せたバンダ。本大会での活躍次第ではさらに大きな波紋を広げそうだ。
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