続いては、中古車買取業者をあたった。

「中古買取会社に査定を出したら、バッテリー不具合を了承して80万で買取を出してくれたのでそちらに出しました。なのでいきなり車がなくなりました笑」

 保証期間は昨年11月に切れていた。そのときに不具合が起これば、バッテリー交換は無料だった。しかし、不具合がないのであれば、交換は難しい。8年という保証は他メーカーに比べても短くはないが、バッテリーはなくてはならないもの。「中古で5年落ち買えば3年後には壊れたら230万、壊れなかったらラッキーなので毎日アラートが出ないことを祈るしかないですね」と、やり場のない気持ちをにじませた。

 近年、EVの普及とともに、日本でも増えているテスラオーナー。未来的でスタイリッシュなボディーは目を引き、藤井さんも不具合が起こるまでは好印象を抱いていた。今後、同社の新型ピックアップトラック「サイバートラック」の納車も予定している。「テスラは乗り心地が最高で、とても良かったので、こんなことが起きても新しいサイバートラックは購入します笑」と、なんとか気持ちを奮い立たせている。

 投稿はこれからどうすればいいのか情報収集の目的もあったが、打開策は見つからなかった。