「少し前まで全く問題なく動いていた車で、車検も3月に受けたばかり。まだまだ乗ろうと思っていたのですが、まさかその2択しかないとは思いませんでした。修理に20~30万かかりますとかなら分かるのですが、乗るなら230万の選択1本なので少し困りました」と、ぼう然となった。

 バッテリーが壊れた原因も分からず、状況を改善することすらできない。

「残り100キロの充電量で、どこも行けない状態。置いていても充電は無くなるので、早急に決断しないといけない状態でした」

 悩んだ末、下した決断は売却だった。最初はテスラに相談した。

「テスラに下取り査定したらバッテリー直していない状況では買取できない、と言われました。買取するならまずはバッテリーを230万で直した後、90万でなら買い取りますと。乗らない車を誰が230万で直してわざわざテスラに売るねんとなりましたよ」