風俗営業が許可されている東京・台東区の吉原地区の風俗店2店舗に対し、都の公安委員会は、歌舞伎町の元ホストが女性客に売春させたとされる事件を受けて、営業廃止の行政処分を決定しました。

東京・歌舞伎町のホストだった当時27歳の男は、おととしホストクラブの20代の女性客の飲食代およそ1千万円を回収するため台東区の風俗店で女性に売春をさせたとして1月に逮捕され、有罪判決を受けました。

その後の捜査関係者への取材で、女性が働いていた台東区千束の通称「吉原地区」にある風俗店「Santa・Fe(さんたふぇ)」と「ペパーミント」が売春行為に関わったとして都の公安委員会が風営法に基づき、24日付けで営業廃止の行政処分としたことがわかりました。

吉原地区は都内で唯一店舗型性風俗の営業が可能なエリアとなっています。

一方で、今回、行政処分された2つの店舗は200メートル以内に病院があることから営業が禁止されている区域にありましたが、風営法が改正される前に営業が始まっていたため、既得権で営業が許されていました。

今回の行政処分でその既得権がはく奪され、2店舗は今後、営業ができなくなります。
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