藤木直人さん:
 ファミコンブームは小学生の時でしたが,うちは親の教育方針で「ゲーム機は駄目だ,これからはパソコンだ」と,MSXを買ってもらったんです。
 それで,名前を打ち込んだふたりの相性を当てるゲームを作ったり,メロディや音符の長さをプログラムして,単音のメロディを鳴らしてみたり,プログラムが載っている「マイコンBASICマガジン」という雑誌を参考にプログラミングをしていましたね。

 ゲームもそこそこ遊んでいました。MSXでは「ハイパーオリンピック」や野球ゲームなどを,お小遣いで買った記憶があります。
 記録媒体がカセットテープのゲームもあったので,シューティングゲームなんかは,1面をクリアすると「2面をロードしてください」という表示が出て,20分くらい待たされるんですよ。

 中学生になったときに,PC-88を買ってもらいました。カセットテープからフロッピーの時代になると,速く読み込めるようになって感動したものの,差し込み口に入れるときに曲がっちゃって,もう中のゲームが読み込めなくなったりして……(笑)。

4Gamer:
 PC-88以降も,パソコンでゲームをされていたのでしょうか。

藤木さん:
 しばらく離れていましたが,プレイステーションなどの家庭用ゲーム機で遊ぶようになりました。長男が生まれた頃は「プロ野球スピリッツ」にはまっていて,子供と同じ左利きのピッチャーに長男の名前を付けて育てたりもしてましたね。

https://www.4gamer.net/games/685/G068503/20230706068/