パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する24歳のフランス代表FWキリアン・エムバペが、現地時間26日にフランスの首都パリで予定されていたサウジアラビア1部のアル・ヒラルの代表との話し合いを拒否したようだ。フランス紙『レキップ』が報じている。
 2024年6月にPSGとの契約が終了するエムバペが、契約延長オプションを行使しない意向を表明したことで、PSGは同選手の売却を模索。アル・ヒラルから移籍金3億ユーロ(約470億円)の超破格オファーを提示された後、早々にオファーを承諾した。残すはエムバペの決断に委ねられているが、同選手は夢であるレアル・マドリード以外のクラブへ移籍することを望んでいないのかもしれない。
 同紙によると、アル・ヒラルは今週、いくつかの目的を掲げて代表団をパリに派遣したという。一つ目の目標は、ゼニト・サンクトペテルブルクから獲得予定のマウコムの契約を完了させるため。そして、フランスを訪れたついでに、エムバペとの交渉も進めておきたいと考えていたようだ。しかし、エムバペ側は話し合いを拒否。同紙は「サウジアラビア行きの可能性を完全に排除している」と伝えている。